国際交流?留学
International exchange and study abroad
派遣留学の体験記(タイ?シラパコーン大学)
国際学部 国際学科 4年
[2023年11月 ‐2024年3月]
● 留学先大学の特徴とアピールポイント
シラパコーン大学は、美術及び考古学分野でタイ国内最高峰の大学だそうで、図書館の内装にその一端を垣間見ることができました。キャンパスは自然が多く、まさに熱帯といった感じで歩いていて楽しかったです。また、課外実習に参加する機会が沢山あって留学が充実したものになりました。バンコク国立博物館、タイ国立銀行博物館、水上マーケットや寺院など様々な場所を見学しました。日本語学科の学生と話していて、なぜ日本語を勉強しているのか訊いてみると、将来を見据えていて目的意識を持っている学生が多く、よい刺激を受けました。本学にもシラパコーン大学にもタイ語を学ぶ授業がないので、どう勉強すればいいのかわからないことばかりでしたが、先生方やバディ、他の留学生からの親身なサポートを受けることができました。
また、ナコーンパトムにはプラパトムチェーディーという煌びやかな寺院があります。祭りの時期は屋台が賑わう、おすすめのスポットです。
〈大学校舎〉
● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
言語の異なる環境で一人で生活するのはとても困難でしたが、まずそれをやり遂げた達成感を感じました。また、タイは性的マイノリティーに比較的寛容な国として知られていますが、留学して実際にそういった方たちを目にし、「本当にそうなんだ!」と自分の知識が経験に変わる面白さがありました。日本とは違うタイの文化の中で生活するうちに、タイの人々の考え方を理解し、自分が地域の一員として溶け込んでいくのを感じました。この経験を、大学卒業後に就職し、多様なバックグラウンドを持つ人々と協働する際に役立てたいです。
〈授業風景〉
● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
私の場合は、これまでシラパコーン大学に留学した先輩がいなくて心細かったので、できる限りこれから留学する後輩の力になりたいです。本学にはタイ語の授業がないのでシラパコーン大学を留学先に選ぶ人は少ないかもしれませんが、タイ語の勉強は、ランゲージチューターの利用やタイ人留学生との交流など、いろいろな方法があります。留学前の語学勉強は手を抜かないことをお勧めします。
〈学食ランチ〉
● 最後に
シラパコーン大学へ本学から留学するのは私が初めてだったため、何をどうしたらいいのかわからないことが多く、不安なことばかりでした。例えば、銀行口座を開設するために一人で手続きしようとして、必要書類が足りないと言われた時は途方に暮れました。そこで大学のスタッフの方に頼んでみるとすぐ手伝ってくださったので、最初から相談すれば良かったんだということに気づきました。タイ語で行われる授業にもとても苦労しました。ただ、辛かったことと同じくらい楽しかったこともありました。仏教国なのに大学でクリスマスイベントがあり、バディと屋台を回ったり、かなり個性的なショーを楽しんだりしました。男子(?)学生が女装していて似合ってました。留学中はずっと日本が恋しかったのですが、いざ日本に帰るとなると、タイで出会った人たちと離れ難く感じました。留学生活を支えてくれたすべての人たちに心から感謝しています。
【関連リンク】
お問い合わせ先
国際交流推進センター(講義棟104)
TEL:082-830-1784
E-mail:iepc&m.hiroshima-cu.ac.jp
※E-mailを送付されるときは、&を@に置き換えて利用してください。