国際交流?留学 International exchange and study abroad

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本学卒業生が在ブルキナファソ日本国大使館で働いています

国際学部卒業生の畑中 直人さんが在ブルキナファソ日本国大使館で働いています。
この度、現地での業務内容や生活状況に関する情報が届きましたので、ご紹介します。

【現在までの経歴】
2019年3月本学卒業後、ジャッソ海外留学支援制度?大学院学位取得型を獲得し、2019年9月~2021年12月までフランスのボルドーモンテーニュ大学修士課程に留学、修了。2022年7月から草の根?人間の安全保障無償資金協力外部委嘱員として在ブルキナファソ日本国大使館で業務を実施。

【業務内容】
日本のODAの一環として大使館が実施している草の根レベルの開発協力に携わっています。案件には教育、衛生、保健医療、農業など多様な分野があり、被支援者であるNGOや地域市民団体が提出する案件の申請受付、申請団体との協議、事前調査を行うことで、新規案件形成の調整役をしています。また進行中、終了後案件のフォローアップを現地視察や関係者からの聞き取りを通じて実施し、それをもとに報告書を作成しています。これらの業務は仏語及び日本語で行っています。事業の計画変更や、期待されていた裨益効果が発現していないといった場合のトラブル対処には骨が折れることもありますが、被供与団体と粘り強く協議を重ね問題を解決できた時には大変嬉しく思います。現在同国の治安情勢は芳しくありませんが、草の根業務を通じて同国の発展のために微力ながら貢献できればと思います。
 
?申請団体との現地視察の様子?

【現地での生活】
ブルキナファソでの食事は、キャッサバ、米、ミレット(日本でいうアワやヒエに近い)、トウモロコシなど炭水化物がメインの料理が一般的です。同国は6か国と国境を接している内陸国で、多くの移民がおり、隣国のコートジボワールや、セネガルなど他の国の料理に影響を受けている料理が多く、食文化の融合を感じます。特にお米料理である、リグラ(セネガル発祥の炊き込みご飯の料理)やアチェケ(コートジボワール発祥のキャッサバの粉を粒状にしてふかした料理)は日本人にも人気で、お昼休みに同僚たちと現地飯を食べによく出かけます。 同国の気候は、湿度が低い一方で年中気温が高く、最も暑い月には日中40度を超え、日差しが照り付け、長時間外にいるとこたえる暑さです。気候的に夏野菜やマンゴーなどの果物の栽培が盛んなため、自宅で夏野菜を使った料理をよくしています。12月から2月ぐらいまでは朝晩の気温が少し下がるため、その涼しさを利用し苺の栽培がされています。先日首都近郊の農家さんを訪問し、甘くておいしい苺をいただきました。

?アチェケ(揚げた魚、人参や玉ねぎ、胡瓜などの生野菜と一緒に食べる)?

 
?首都近郊の苺畑?


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