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ロングインタビュー第6回

国際学部 国際学科 4年 幸山 佳樹さん

国際学部 国際学科 4年 幸山 佳樹さん
(大学案内2018「Voices」掲載)

「野球が好き。海外で活動してみたい。そんな僕にはぴったりのプログラム」
海外に興味を持った理由

海外で活躍している日本人がメディアで取り上げられることが増え、異国の地で活動している姿を見て、自分も国際的な環境で働いてみたいという思いが強まりました。

語学だけじゃない、現地で学んだこと

市大の企業インターンシップ先には、広島東洋カープの選手を育成する「広島東洋カープ?ドミニカアカデミー」(ドミニカ共和国)があり、野球が好きな僕にぴったりなプログラムだと思い参加しました。日本で1カ月の研修をした後、現地に行き、選手に日本語を指導したり、プロ野球球団の職員にヒアリングし経営調査を行ったりするなどして5カ月間滞在しました。現地で過ごしてみて驚いたことは、日本とカリブの時間感覚の違いです。聞き取り取材を行うために、当日の集合時間を決めていましたが、約束の時間になっても約束した方は現れず、感覚の違いを強く感じました。そのような事態に備えて、自分の計画が上手くいかなかった場合の対応策を、あらかじめいくつか用意しておくことの大切さを学びました。この経験を生かし、現在も何かを計画するときは、準備したプラン通りに行かなくても焦らず対応できるように、複数の案を持っておくように心がけています。

ドミニカへの再訪、そこで見つけた自信

大学の授業以外でも個人的にスペイン語を学んでいましたが、ドミニカで話されるスペイン語には独特なクセがあり、日常会話の場面ではたいへん苦労しました。しかし、ドミニカの人はとても気さくで情に厚い人が多く、慣れない言語で話す僕にも優しく接してくれて、2カ月ほどでスムーズにコミュニケーションが取れるようになりました。帰国後、現地で知り合ったドミニカで働く日本人からの勧めもあり、大学を4カ月間休学しドミニカを再訪。朝は言語学校に通い、夕方からはプロ野球選手に球場でインタビューを行いながら語学力を磨いていきました。球場ではプロリーグで活躍している選手にも話を聞くことができ、とても貴重な経験ができたと同時に、自分で話すスペイン語が通じたことが大きな自信につながりました。

身に付けた語学力を将来に生かしたい

将来はスペイン語圏の国で、身に付けた語学力を生かすことができる職に就きたいと考えています。日本以外の世界を経験することは、自分の視野を広げてくれるものです。皆さんも留学し、新しい世界を見ることでまだ見ぬ自分との出会いを楽しんでください。